2010年10月20日水曜日

コピー商品

先日、中国の通販サイトTaobaoで発注した商品、どうなることやら。気になるのはコピー商品の多さ。まぁこの手の商品は2-3倍の価格でeBayの中国直送品でも見つけられます。戦略としてはいくつかあるんだろうけど、1)写真は本物、実物は偽物。2)写真も実物も偽物。

偽物という表現でも、人によってはかなり無茶な言い回しをする場合も。ライセンスを得て作っていないということを以て偽物という場合、まぁ要するに工場の横流しや廃棄予定のB級品、あるいは正規輸入以外の並行輸入品も偽物という強者もいます。まぁ日本で買った本物のバックが海外に行った時点で偽物になる、なんてロジックは、どう考えてもおかしい。ともすればグレーゾーンはやはり横流し品。保証の有無はともかく、製造元と販売元のライセンス関係に消費者が束縛されるかどうかという問題。契約関係はあくまで当事者と民法的に考えると白に近いグレー、商標やデザインには特別な保護が課せられており第三者にもその効力がおよぶと考えるなら黒に近いグレー。消費者が商標侵害で権利者に財産的損害を与えるというのは無理な話で、販売者の問題。完全なコピー商品であれば、税関で没収される可能性はアリ。ともあれ完全な偽物をいくつか。

TaoTNF

The North Face 関係は結構あって、Gore-Tex のジャケットが2000円~。まぁ2000円の商品で本物の素材を使っているとは思えず、こんなものを登山に使った日にはどうなることやら・・・。インナーの素材は、とてもThe North Face の製品とは思えない生活感あふれる素材。バックパック(写真)も1800円程度から。このクラスの正規品にはどのラインナップにも付いているはずのアジャストメント・システムがなく、ジッパー類の処理もNG。手袋を脱がずに開け閉めするためのちょっとした工夫が欠落。まぁ実在するラインアップと比べると一目瞭然。

TaoMuji

結構色んなブランドのコピーも。無印良品ものは結構笑える物が多め。その名も「スーパー厚さの靴下」。「ね」と「お」とや「ソ」と「ン」の区別のなさも相変わらず。

TaoMuji2

極めつけはフットカバー、いや、普通の靴下ですがな。価格と品質のバランスを考えるなら、やはりコピー商品はかなりリスク+高コスト要因。あんまり有名じゃないオリジナルブランドの方がまだましであります。コピーに+アルファでお金を払うというのは、少なくとも自分の範疇じゃないかも。そんなことを思った今日この頃。

0 件のコメント:

コメントを投稿