2010年7月17日土曜日

選挙の後に思うこと

参議院選の結果がどうのという話はさておき、人は政治に何を求めてるのだろうと悩む所。「政権が変わっても結果は何も変わらない」という諦めと選択の放棄。政治体制における社会主義とか国家主義を目指すという話でもない限り、おおよそのところでそんなに変わらないのは当然で、あとは個別の行政サービスをどの程度、どのアプローチでやっていくかというのを決めるのが関の山。その差がわかりにくくなっているからこそ「マニュフェストを読もう」みたいな話になるのかも。そもそも政策をコミットする意志がないのに投票するのは民主主義の理念からみるとかなりまずいのではという疑問符もついたり。だからこそ支持率がウナギのように上ったり降りたり。

政治的な領域、政治過程で決定すべき領域が狭まっていることによる閉塞感も然りで、変わらない状況を変えるために何が必要かという議論につながらないことには、小手先の政策とか些末な議論で終わってしまうのがオチ。

自身の利益または自己の主張に通じる100%の満足を政治を通じて実現するというのは、非現実的であってまたやるべきでもない。それに政治的な妥協を許さないのはただの頑固者で他者との共存はかなりムズカシイ。それが国内的なものであっても、国際的なものであっても。

ともあれ、「変わる、変わらない」という話からアプローチすると、どのような変化を望んでいるのかがぼやけてしまいます。議論の対象(変化が必要か否か、必要な場合どの様な変化が必要か)が同じテーブルにのっていないと平行線のまま。そんなことをグルグルと考えたり。

0 件のコメント:

コメントを投稿