2009年4月30日木曜日

Valborg

毎年恒例とはなりますが、4月30日春の日(Valborg)、5月1日は勤労感謝の日的な祝日で、若干短めのGWというところ。今年はJönköpingで迎えることに。様々な花が咲き始めまさしく春、夏型の自分は生き返る気分です。

 

基本的にはキャンプファイヤーみたく火をつけます。

 

んで、春の歌を歌います。

 

ここのところ風が強めで、桜がわりと早く散ったのが残念。桜が散れば、木々の緑が香る季節。

2009年4月29日水曜日

ピザ

スウェーデンで街のピザ屋といえば移民がやってるところが多め。歩いて1分のピザ屋はかなり美味しく、他のピザ屋を使うのをやめました。日本との大きな違いは基本的に1人前のピザで、価格は現在のレートで1枚5~600円程度。もちろんちょこっとしたサラダ付きで、ランチタイムはドリンクがついてきます。ピザ屋の主人はわりと人がよく、ちょこちょこ待っている間にいろんな話をしたりします。おそらくこのピザ屋のスタッフの中では一番ピザ作りが下手、本人もそれが分かっているのか本当に忙しいとき以外は、主に接客とデリバリーをやっています。ここのところピザのパッケージが変更になっていて、なんとサッカーの観戦券付き。BK Häckenは微妙にマイナーながら、地元では微妙に愛されているチームであります。

 

ピザとサッカーチーム両方のプロモーション。わりといいかもと思った今日この頃。

2009年4月28日火曜日

個人情報保護法・・・

個人情報保護法制定時から既に議論されていることですが、憲法上のプライバシーの観念と個人情報保護法の保護する情報とは全く別物。スウェーデンに住んでいて感じるのは、自分の名前というのはある種パブリックな情報であり、個人を特定できるからこそ名前を使うのは信頼性という面から重要であるということであります。その点で「個人を特定できる情報」そのものの提供を徹底的に避ける日本の風潮には首をかしげるものがあります。

個人情報保護法制定前の日本の行政機関による情報の取り扱いは極めてずさんなものであり、その反省から生まれたといっても過言ではありません。本人確認の欠如、三文判による委任状の横行、弁護士バッヂさえあれば全ての個人情報にアクセスetc...とにかく挙げればきりがありません。その意味で個人情報を保護するというのは、一定の理解は示したいところです。

が、やっかいなことに、本来個人情報保護は情報を管理するためのある種の指針のはずが、行政が情報を破棄するための理由として使われてしまっている感があるいうこと。もちろん、情報を破棄する直接的な理由にはなってないはずですが、担当者によってはこんなどうしようもないことを言われることもあります。行政の有する情報は基本的に公的な情報にも関わらず、安易に破棄されているということ。年金の問題も、行政が公的な情報を公開するか否かは別にして、問題が生じたときに必要な範囲で照会できるよう記録を保管していなかったことに混乱の原因があります。将来にわたって利害関係を及ぼしうる情報は、いわば現在進行形の情報であり、書類作成から起算するべきではなく、合理的に情報が利用され得ると考えられる期間の終了時より起算すべきであります。社会保険庁の管理のずさんさの問題は、本来的には立法機関が公的文書管理を的確に定めなかったことに問題があり、また行政の監視を怠った怠慢の結果であり、社会保険庁の組織改革を行うという根性論だけでは他の機関でもまた同じことが起こりえます。

さて、前置きが長くなりましたが自分の通っていた東京都立の高校の場合、成績に関する情報保管が卒業又は除籍後5年、単位取得に関する情報保管が同じく10年とのこと。はっきり言って短すぎるという以外ありません。自分で卒業証書を保管しておけば、という話にもなりますが、その卒業証書が真正なものであるという証明を行えないということは、その証明書の信頼性を著しく低下させます。加えて海外で単位を用いる場合、「何を高校で勉強したか」は、「卒業したか否か」と同じレベルで重要であり、その意味で「卒業」の記録だけ残ってればいいという考え方は、ちょいまずいんじゃないかと思うところです。こうして考えると、個人情報保護法が行政に、個人に関する情報はある程度破棄していいという考え方を与えている印象を受けます。個人情報を適正に管理することと、個人に関する情報を可能な限り破棄することとは、似て非なること。そんなことを思ったり。

さてさて、スウェーデンで個人に関する情報といえば、最近ネットでの共有ソフトがついに違法化。その絡みで新たに制定され、先月施行されたIplagen(Ipアドレス法)が定めるところによれば、著作権者がプロバイダに対し、違法にアップロードおよびダウンロードを行っているユーザの情報開示を求めることが出来るようになりました。これに対して、先日600万程度のユーザを抱えるTele2は、どのユーザがどのIPアドレスを使ったのかという情報をすみやかに削除することを決定、これによりユーザの利益を保護すると言っております。元々スタッフやサポートを削っている会社なので、おそらく情報開示の手間がコストに跳ね返ることをおそれての決定かとは思われますが、今後他のプロバイダが追随するか興味津々です。

そんなTele2お気に入りのCM

目下移行作業中

移行する段になって気がついたこと。ブログを書いたりコミニュケーションとったりするのにはお手軽ですが、バックアップや移行には非常に向かないということ。xmlフォーマットでさえ、きちんと互換性を保てるほどの共通言語として成立しているのか不明です。エラー出まくりで、一括移行ができないのは非常に痛いところ。肝心のdoblog上の旧ブログもサイトがほぼ落ちていて、時々アクセス不可。NTTデータの提供できるサービスって所詮この程度なのね、と改めて思ったり。

最近はもっぱらFireFoxというブラウザを使ってますが、Windows標準のIEを何で使ってたんだろうと悩むほどなかなか使えます。いくつか理由はありますが、まずブラウザがクラッシュしにくい。Webサイトのスクリプトの読み込みが行えないと、10~15秒ほどで読み込みを停止してくれるし、読み込んでクラッシュしても一応開いてたサイトを回復させることが可能。Windowsの一部的なブラウザじゃないので、プログラム自体がフリーズしたりして強制終了かけても、Windows全体の動作に影響を及ぼさないのもわりと良かったり。

自分のライフスタイルという点から考えると、多言語に比較的強いというのも○。IEで時々悩まされてたようなフレームの多いサイトでも、わりときっちり表示できているような気がします。

ともかくFirefoxと言えば、何はなくともアドオンという名の拡張機能。だいたい定番が決まってきたので、忘備録をかねて。


海外から日本のサイトにアクセスするとただでさえ遅いアクセスが広告でさらに重くなってというのも、ある程度解決できます。

Flashblock
その名のごとく、Flashをブロックしてくれるアドオン。信頼リストを作れるのと、ワンボタンでオン・オフの切替ができるので重宝。同じくFlashをブロックするFlashkiller より操作性が好みなので使っている。

Ad blocker
検索結果に対して広告を行うGoogle Adscenseを主にブロック。意図してなかったものの、最近広告が激しくうざくなったYoutubeにも効果があってすばらしいの一言。ただ、gmailに対しては効果がないようなのでまた対策を検討中。

Copy Plain Text
実はこいつがFirefoxを使い始めた理由だったり・・・。ホームページをコピーする際に、純粋なテキストだけをコピーしてくれる。なので、Wordやその他の文章に移すときでも、リンクやテーブル、フォントの情報といった編集の際やっかいなフォーマットを全て無視して、テキストだけコピー可能。標準で付いていないのが不思議なくらい、物書きには必須の機能。

あとは世界時計とか、IEで直接開くアドオンを使っているけど、それはまぁあればねのレベルなのでそんな感じ。

2009年4月27日月曜日

少しお疲れ

本日は、学校の事務手続きのため街へ。いつもならここから路面電車(Språrvagnar)に乗って40分ほどでJärntorgetまで行けるはずですが、今日は少し様子が違っていました。業務用無線の音をあんまり気にせず乗ってたもののHjammar Brantingsplatsenあたりからかなり騒がしくなって、Götaälvbronを抜けるところの二股で急停止。ルートを間違えたかな~とか思っていたら、Lilla bommenが通れないので迂回しますという話。路面電車をバックさせてNordstan経由で。後ろにJärntorgetまで直接行けるトラムがいたので乗り換えようと下車。通りを見ると既にトラムとバスでテトリスが詰まったような状態。20分少々かかりますが地道にてくてくと歩いていくことに。

 

途中Brunsparkenを抜けていくと原因となった車両をちょうど動かしている所。見たところ前のフェンダーが思いっきりへこんでいて、何かにぶつかって脱線した様子。レッカー車を使って動かそうとしています。その後ものの5分で車輪を再び線路に戻せた様子。周りを見ても特に壊れた自動車とかなかったので、何にぶつかったのか謎。前にバスと衝突したやつを見たことありましたが、それもここまではへこんでいなかったはず。

 

とりあえず、てくてくさらに歩くことにしましたが、反対方向に向かう路面電車とバスの列はかなりやばめ。ちなみに帰り道に携帯電話でニュースをチェックしたらトラム同士の衝突とのこと[関連記事]。


 

それはともかくKomvuxの事務所で諸手続。入るときに?と思わず取ってしまった写真。営業時間がすごいことになってます。

2009年4月26日日曜日

バイクの話

春と言えばおでかけの季節。ヨテボリではバイクディーラー合同の試乗会がSäve飛行場の一部を借りて行われておりました[記事]。彼女曰くラジオでバンバン宣伝してたよ~、と言ってたけど文字のごとく後の祭り。まぁ来年に期待であります(泣)。

バイクネタはしばらくご無沙汰でしたが、2013年に予定されているスウェーデンのバイクの免許制度改定に関して。小型自動二輪以下の制度が改定されたは知っていましたが、自動二輪の取得条件も改定するべく制定を目指しているようです。変更は多岐にわたりますが、大まかなポイントを。現行の制度に関しては以前書いたエントリの通りです。


取得可能な年齢の変更

A2 (A begränsad)免許を所持してない人が直接A (A obegränsad)を取得する場合、満21歳から満24歳に変更となる。A2取得後2年間経過するとAになるのは現行の通りです。

A2の制限の変更
A2免許で運転可能なバイクの原動機出力が25kw(400cc程度)から35kw(650cc程度)になります。

トライク(三輪バイク)が運転可能に
従来大きなトライクに関しては日本と同様自動車免許(B)が必要でしたが、A1,A等でも所定の排気量に従って運転可能になります。

免許取得のための講習および試験
要するにやること増えて免許取得が高額になります。

まだ審議委員会のアナウンスおよびパブリックコメント受け付けの段階と思われますが、この手の立法過程はそのまま進んでしまうことが多いので、これからAをという人は若干注意。

関連記事 från SMC
参照:"En reformerad körkortslagstiftning", SOU 2008:130

2009年4月24日金曜日

春爛漫

本日は事務手続きがたまっていたため街へ。近所の路面電車の停留所のそばの桜も満開で春爛漫


まずは税務署(Skatteverket)に行って確定申告の相談。この時期になるとビルが手狭になるのか道路にも露天を出店して、確定申告の相談を受け付けてくれます。メールも携帯電話からも申告OKというのが何ともスウェーデン的。印象的にはどこの企業も給与を支給する段階では多めに引いて、確定申告の段階で還付するというのが常のようです。テントであれこれ相談に乗ってくれたおじさん曰く、給与所得が基準よりも低かった自分の場合は申告しなくても税金を自動的に還付するのでしなくていいとのこと。まぁこれも会社がきちんと税金を申告していることが前提なんだろうけど・・・。

んで、秋からの学校を申し込む為に自治体の成年向けの教育を受け付けているKomvuxの事務所に行ったら、「金曜定休」。いやはや、金曜だということを忘れていてちょっとやばいと思ったり。とりあえずついでだったので、その近くにあるリサイクルショップMyrornaに。ここは書籍から家具、衣服まで色々置いてあって、B00K-OFF並に適当な価格の付け方をしているので結構安く買えたりして気に入っています。いや、商品知識がないって結構恐ろしかったり。本日ぴか~んと輝いていたのは少しアンティークというか、昭和骨董系のキッチン秤(写真)。お値段は40kr、約450円とまずまず。家にディスプレーしたいって思いつつ、飾る場所ないだろうと自問自答。結局買わずに終了。



Järntorgetの桜もちょうど見頃。



多くの人がレストランのテイクアウトをして適当に座りながら春を満喫。ここの桜は風景的には悩むところですが、桜としてはヨテボリの中でもかなりきれいに咲いてるんじゃないかと思います。

現在移行作業中

旧ブログからの記事移行作業を本格化するため、若干表示に問題が生ずる可能性があります。よろしくっす。

2009年4月23日木曜日

聞いてはいけない音楽の時間

音楽、時にもうネタとしか思えないど~しようもない音楽も含まれます。はっきり言ってこんなものを列挙しなきゃならないほど困ってはいないけど、やはりおもしろいという部分もあるので。スウェーデンのものでネタにするにはマイナーすぎるので、英語で出ている曲をいくつか。たまに友達ん所とかで探せなかったりするので忘備録もかねて。

Dr. Bombay

スウェーデンのバンドで1990年代後半から2000年にかけて世界的にいくつかヒットを飛ばした。が、あまりにもインド人を馬鹿にした内容と歌詞の陳腐さで批判も多い。使っている英語も意図的にやばめ。


これも同時期に出された曲。

Toy-Box

お隣デンマークのグループ。Acquaのバービーガールを思わせるやばめの構成。

Acqua

日本でも一応放送されていた感じがするけど歌詞は日本語だったら間違いなく放送禁止でしょうという位やばめ。

Inga from Sweden

一時期のイビザっぽいテクノにスウェーデン訛りの英語。歌詞もひどすぎる・・・。しかも微妙に売れたので続編がいくつか・・・。

Afroman

自分は大好きですが一応こっちにカテゴライズしてもいい気がする一曲。

音楽の時間

語学でボキャブラリーを増やす際、必ず「音楽聞くこと」を一つの方法に入れてます。辞書とか本も必要だけどそればっかり読んでいても疲れるだけ。スウェーデンに来てからお気に入りのやつが増えてきたので、ちょこっと書いておくことにしましょう。有名どころといえばKentあたりだろうけど今ひとつ趣味が・・・。

Mange Schmidt

Mange Schmidtは今のところスウェーデンの歌手の中で一番のお気に入り。"Jag talar ut"は、ほっとさせられる一曲。一押しは"Inget att förlora"だけどYoutubeでまともな音源のものが出てないのでとりあえず。


これはラジオで結構一時期流れていた曲。




Mange Myt - Fakebook

SNSのFacebookをもじっているけど、特に映像の組み方が凝っている。

Afasi & Filthy - Jobb


Toppen,Estet & Hubler - Vi vet hur det känns

Toppen絡みの曲はぼちぼち作り込んだ歌詞が多い。

Block44 - Somliga

若いながら結構かっこよく収まっているのと、重い内容の歌詞をうまくまとめていて、う~んと思わせられる一曲。

Fattaru - Första femman

歌詞が軽すぎてあまり好きではないけど若い世代で聞いてる人が多いのであえて。

2009年4月22日水曜日

eBay

日本でオークションといえばヤフオクや楽天あたり。スウェーデンだとeBay系のTraderaあたりが大御所。普通のお店で扱っていないものとか、収益ベースにのらないものを売っているので、やはり重宝します。仕事探しで東奔西走も未だに先が見えないので、ちょこっと小遣い稼ぎを考えています。某家電量販店もよろしく、安く入れたものをそれなりの値段で売るには、販売スペースとノウハウが必須。その意味では、eBayとかいった個人売買ベースのサイトは、結構魅力的だったりします。

まぁそんなこんなで、eBayのイギリス版はかなり使っているのですが、少し出品を始めて見ることにしました。本日初出品だったので、いろんなことを調べたりしながらだったのですが、初めのうちは特に取引管理用のソフトがなくても使いやすいかとは思います。ただ、業界大手だけあって出品料がかかるのに加え、取引成立の際にかかる手数料も8-12%程度と少し高めです。これに加えて決済手数料がかかってくるので、低額商品を出している出品者の場合、元締めからある程度のキックバックがあるか、原価がほぼゼロでなければ成り立たないという感じがしています。また扱う商品はやはり価格競争があまりない物、ユニークな物を選ばないと利益をコンスタントに確保していくのは厳しそうです。

2009年4月21日火曜日

旧ブログ

旧ブログが部分的に復旧、でも書き込みとかはまだ行えなさそうなので、こっちにも順次昔のエントリーを移すか検討中。なんか自動的にやれる方法があると楽なんだけどね。

2009年4月18日土曜日

JAF?

スウェーデンで国際免許を発行している団体、言うなればスウェーデンの国際免許証を発行してくれるところってどこだろうという話。日本で国際免許といえば免許センター、自動車関連の手続きに関する団体といえば、JAF(日本自動車連盟)あたりがある種独占企業もいいところで、カルネとか免許証の翻訳とか独占。なんで、他の団体が引き受けられないんだろうとちょっと疑問に思ったり。んでスウェーデンの場合は好きなところで。でも団体によってずいぶん手数料が違ったりしてます。

団体自体にも特色があったりするので、国際免許の発行を行っているある程度「公的」に認められた団体をちょこっと解説。

Motormännens riksförbund (M)
1924年設立、スウェーデンで最も会員数の大きな団体。直訳ではないけど「全国自動車所有者協会」ってところかな。モーターリスト、なんと訳せばいいんだろう?

Vi Bilägare
名前がなんとも。「我々、自動車の所有者!」みたいな名前。雑誌というか機関誌発行がメインのようであります。

Försvarets motorklubb (FMK)
「軍自動車クラブ」。どこからどう軍隊と関係あるのかは謎で誤訳の可能性もあり。Vi Bilägareと同様雑誌を発行していて会費も安め。どっちかというと環境とか安全方面に力を入れている感じ。

Kungliga automobilklubben (KAK)
「王立自動車クラブ」。モータースポーツの方に力を入れている。

Motorförarnas Helnykterhetsförbund (MHF)
直訳すると「自動車運転者の完全にシラフ協会」。名前の通り、飲酒運転撲滅がメインみたい。

Sveriges Motorcyklister (SMC)
「スウェーデンモーターサイクリスト」。バイク系で、海外旅行とかにもそこそこ力入れている感じ。

Caravan Club of Sweden
「スウェーデン・キャラバンクラブ」。キャンピングカーとかそっち系。

こうしてみるとそこそこ需要というか目的に見合った団体があるという感じでおもしろかったり。民主主義と連帯のあり方はこんな所にもみられるのかも。特に啓蒙系は日本だと「被害者の会」みたいな感じでまとまってしまいがちだけど、ある程度人に幅広く訴えて活動に組み込んでいくには、こんなやり方に発展させていく必要があるのかも。

2009年4月13日月曜日

アップデートで機能が減るSkypeの怪

最近はメールの普及でFaxを送る用事がずいぶん減りましたが、それでも書類のコピーを送ったりなんだりとたまに持ってたらな~と思うことがあります。昨年のクリスマスシーズンに、とあるドイツ資本の家電量販店でBrotherの留守電付きのものが2500円以下で在庫処分されていて、買うかどうかまじめに悩んだときもありました。

国際電話でのFax送信は近所で100円以下、2~3ヶ月に一度しか送信する用事はない。留守電もだいたいの知り合いは携帯電話知っているので急ぎであれば携帯にかけてくる。って考えると2500円でもちょいと微妙なところ。ネットでのFaxサービスがもう少し受信料金安ければ考えるところなんだけど、回線を小分けして料金下げてくれた方が、多少使いづらくてもいいような。内線は46491147みたいな感じの。パソコンでも一応Fax送ったり受け取ったりする機能は付いているけど、配線をいちいちやって設定してというのは正直だるい。

送信だけならわりとどこもネット経由で低料金。でも決済とかいちいちしなきゃいけないとしたら手間がかかるし、たいてい急ぎなのでアカウント作成して云々やってと時間をかけるのも微妙。というわけで、ここ1年近く、PamFaxというSkypeに後付けできるFax機能を使って送信。Skype自身ではなく、他の会社が運営しているいわばサードパーティのプラグインとなりますが、Skypeクレジットから料金が引かれるシステムになっているので、決済のセキュリティに問題があってもせいぜいSkypeクレジットの残額が消えるくらい。送信は1枚あたり日本まで15円だけど、1ユーロ100円単位でクレジットをまとめて買う必要があり。安定性は正直微妙で5打数4安打。失敗した一件はYahooに送ったやつで、ソフト上は成功って表示されたんだけど、挙動が今ひとつ良くなかったので実際PamFaxの問題かYahooの問題かは不明。以降その手続きに関しては特に連絡が来てないところをみるとどっちかに問題。まぁ重要なことじゃないので、棚に上げて日本に帰るまで放置であります。


んでパソコンを再インストール(というかクリーンインストール+ちょこっとソフト入った状態に復元)して、Skypeの最新版を入れたら、PamFaxのインストールが出来ない。およよ、と言いつつ調べてみると、なぜか最新版というか最近のバージョンだとSkypeエクストラのインストールが出来ない、と。んで例の如くSkypeは古いバージョンを最近配布していない。まぁしょうがないので、昔のバージョンを他のサイトから引っ張ってくる羽目になったりしてちょいと不便。普通、マイナーなアップデートで機能がなくなることってないと思うんだけど、どうもSkypeはそうじゃないらしい。

2009年4月8日水曜日

クリエイティブ?

今使っているデスクトップパソコンに付いているクリエイティブはちょこっとやばめ。おそらく市販されていないモデルになるかとは思いますが、それにしても・・・。付属のCDでインストールを試みるも、ドライバは入らず。使えないソフトと一緒に入れるも入らず。ホームページでドライバをチェックしようとしたら、型番からドライバを検索できるようになっておらず、激しく見つけにくく、やっとのことで見つける。

いざダウンロードして入れようとしたら「ドライバがインストールされてないのでこのプログラムは使えません」みたいなメッセージ。どうもネットで情報を改めて検索したら、アップデート専用になっているらしい。なぜそんな面倒なことを?と謎は深まるばかり。




色々各国のサイトを巡りに巡って、日本のクリエイティブのサイトから、何とかダウンロード出来ることが判明。入れてみるも、今ひとつカードの動作状況は変わらず。パソコン本体の製造元のホームページでドライバを検索すると、ドイツ語バージョンのドライバは(ドイツ語で)案内されていた。入れてみると多少は音が出るようになったけど、オンボードのサウンドが使えなくなって、しかもクリエイティブのサウンドカードから伸びてるもう一つのジャックは全く機能して無くて、う~んと悩めるところ。

TZ50が帰還

とりあえずリコールで修理に出していたTZ50が到着。デスクトップの使いやすさを考えると、これからは完全にモバイル専用になりそうです。いくつか修復やデータの復元を済ませて、 95%程度元の機能に戻ったという感じ。動作チェックをした限りだと、とりあえず問題はなさそうなのでほっとしています。

サポートとのやりとりで久々にDHLを使うことになりましたが、やはり結構早いのでこのあたりの満足度は高め。ただ、DHLの料金はそれなりにすごい値段になるので、割引の効くような法人アカウントをもっていないと、個人的に使うことはあんまりないかな。スウェーデンの中だと、個人向けでも手頃な割引料金がありますが、海外向けの発送だとやばめ。

箱自体は、また何かの輸送の際に使えそうなので、とりあえず保管。

ただ、確認の過程でいくつか設計的か性能的に問題のありそうなところも発覚。連続で読み書きしているとハードディスクの温度がわりと上がりやすいので、注意が必要。今回の故障との関連性はまずないですが、こっちの温度とクーラーが連動しているのか謎。

修理後は、ヒンジの部分の隙間が若干広がった感じで、今まで気づかなかった赤いケーブルも見えるようになりました。こんなの見えてたっけって感じであります。そのうち気が向いたらSSDにでも換装したいところ。

2009年4月6日月曜日

セールスの電話

自宅の電話を持つと当然セールスから電話がかかってくるようになります。スウェーデンの場合、セールスお断りというのを公的機関に登録できるようになっていて、登録するだけで一応電話は減ります。ただ、たちの悪いところは相変わらずで、「セールスじゃない、単なる案内だけ」という感じで、やはりかかってきます。またネットを含めて何かのサービスを登録するときに、細かい利用規約の中に「電話オッケー」という条項がある場合もあるので、気が付かないうちに型にはめられている場合もあります。

最近、0850112078からほぼ毎日着信。まぁ何か大事な相手じゃないことを確認するため、ググってすぐ出てきたのがvemringde.se、「誰が電話したんだろう」という感じの名前のサイト。コメントが大量に挙がっていて案の定セールスとのことでありました。レベル的にはかなりしつこい様子。夕方の立て込んでる時間にかかってくることが多いので、着信拒否をちょこっと考えないと思った今日この頃でした。

2009年4月5日日曜日

ちょこっと考える

先月宗教のセールスのおばちゃんがうちにきて、長々話をして帰って行きました。彼女自身は博識だったので話をしていておもしろかったものの、自分が受け入れられる話ではなかったのでお引き取りいただきました。ただ、自分の中で新しい発見もあったのちょこっと書いておきます。

話の前座としてちょこっと説明。宗教的な話を含め議論に対する自分の反応は、いくつかパターンがあります。1.自分の思考と一致するもの、2.自分の思考には反しないが一致もしていない(両立するもの、ベクトルの違うもの)、3.自分の思考に相反するもの、とまぁだいたいこの3パターンでしょうか。

神がいるかいないかに関しては、神をどういう風に定義するかの問題としてとらえているので、だいたいは自分の思考に反しないが一致もしていないというところに落ち着きます。自分のスタンスというか信仰は、特にないものの、無神論者でもないというのが実際のところ。んで、彼女の話の中で受け入れられなかったが数点。議論をしていても、そのあたりの話の進展がなかったので、まぁ哲学的に違うよねという話にはなるのかもしれません。

一つ目は、この世の中には科学で説明できない(証明できない)ことがたくさんあるよね、という理論。アメリカのどこだかの物理学者が聖書を読んで間違いだと証明できないと言った、というエピソードを彼女は紹介。彼女にとっては、科学的に存在しないことが証明できない、あるいは科学を超越した存在とのこと。これは、3K新聞でも時々紹介されているような話だけど、でも記号論理学的にみても結構やばめの話。まず、神の存在が科学的に証明されていて、それが科学的に否定できていなければ1-0=1、なので存在するという話。でも、科学的に存在することもしないことも証明できてない状態は0-0=0。だから真実は分からないよね、って話ではなくて、こうした言説は既存の科学的な法則を否定できるレベルの話じゃないことに注意が必要。例えば、「罰金刑」が規範として正しいかどうか生物学的なアプローチで否定できないからといって、罰金刑が正しいとか罰金刑は科学を超越しているものとか、そんなことは導けない。分かるのは罰金刑の分析が生物学的なアプローチとはなじまないということだけ。だから生物学は否定されるべきという話にもならない。

二つ目の話は、あらゆる事象には意志が必要であって、人の意志じゃないものは神の意志だという話。まぁこれは本当に信じるから信仰なんでしょうね、というレベルのお話。自分とか人の意志じゃないものはみんな神様の意志。おなかが減ったり眠くなったりどれもこれも、って違うような気がする。全ての事象に理由はあるのは認めるけど、意志とか理性まで求めるのは受け入れられない。

まぁ、結局のところこの手の人たちが神様ってよんでいるところと、自分が「マーフィーの法則」とよんでいところとかなり重複しているものと思われます。人によってそれを「偶然」と定義したり、「神風」と定義したり、でもそれに感謝するほど自分の中で合理的な理由は見つかりません。むしろ自分が関わったりしている人たちの方がよっぽど感謝に値するぐらい、自分の人生に影響を与えてもらっている気がします。