2009年3月31日火曜日

食の安全 -続きというか補足

最近新聞を復活させたので、朝の時間がちょっとだけ有意義に。やはり、ネットで流し読みするのとまた違う視点で読めるのと、目が疲れないのがいいところ。どうもDNによると、渦中のチキンはデンマーク産、んで先日同じメーカーの生肉からもガラス片見つかったとのこと。提灯記事かどうかは別にして、「鶏肉食べるの不安?」という趣旨の街頭インタビュー、4人の意見を掲載していて、どれも不安じゃないよという話。記事から広告までちょっとストックホルム的ですが、通常料金の半額、半年で1100kr(約12000円)という話だったので、珍しく電話の勧誘で即決。ここのところの不景気が影響してるかどうか分からないけど、いやに無料のMetroが近所で手に入りづらくなってきてますし。

2009年3月28日土曜日

食の安全

 スウェーデンでも日本と同様に「国産」のものがあふれています。でも、国産で確保できる安全は、主に各種基準の設定やトレースアビリティといったところ。事故や事件のリスクを一定程度下げられても、それ以上の対策を取るにはコスト的な限界や、「産地偽装」のように防ぐための人的リソースに限界があるものもあります。安心感はあっても、安全かどうかは食べた後でなければ分からないのが怖いところ。今までの自分の経験則からいくと、中国産のものを食べて何かまずいことになる確率よりも、使い古しの材料でやばいことになる確率の方が高め。そんなわけで、アジア向け食材店でもあまり気にせずに買ってしまいます。

 日本のイメージからすると、スウェーデン=社会保障の充実みたいな感じだけど、何かあったときに国籍法改正みたく規定や制度そのものに疑問を投げかける言説がないわけではありません。ここのところの実質的な社会保障の削減のための政策は、主にそうした「制度を欺く奴がいるから制度をなくしてしまおう」というどうも困ったねとしかいいようのないレベルの主張の産物。法律で決められる限界は何が正しくて何が間違っているかであって、それを欺く人の意志までは統制出来やしない。防ぐには制度だけじゃなくて人的リソースとその予算が必要であって、そんな予算はかけるつもりがないから制度そのものをバッサリと。でも法律が間違っていることと、間違ったことをやる奴が出てくる法律があることは全く別、というか法律はむしろ何が間違いかを規定するもの。その意味で、事実上の不正義と法律上の不正義がごっちゃになって扱われてしまうのは、程度の差はあれどこの国でもあるのでしょう。

 話を戻すと、スウェーデンでは国産お隣デンマーク産冷凍チキンにガラス片が混入していて回収騒ぎに。前回、デンマーク産の豚肉にサルモネラ菌が基準値以上に入ってたときには、お肉の値段がかなり下がったので、ちょっぴり期待。いやいや、厳しいときこそ生産者を応援します、なんてね。

2009年3月26日木曜日

海外でウォシュレットを使う

 海外ではあんまりウォシュレット(シャワートイレ)は普及していません。一応売ってはいます。先日彼女の実家に行ったときにちょこっとその話をしたら、使うのには結構抵抗がある様子。でもMTVとかではセレブの家とか撮ってると結構付いていたり。そんなわけで自分のアパートに付けたいなと思ったり。でも今は借り物なので、将来的な話。そんなわけで、取り付けにどんなことを考えなければいけないのか、電気屋的な考察。

 当然の如く、日本のメーカーのものは日本国内での使用を前提に作られており、海外での使用は保証の対象外。それにCE規格外の物で火災になったときに保険はおりるの?と疑問もわきますが、それは後で時間があったら調べてみるとして、まぁ水と電気があれば何とかなるのではというのが出発点。

1. 電圧  日本の電化製品は基本100V仕様、海外だとだいたい110-240Vなので当然変圧器(ダウントランス)が必要。200Vオーバーは変圧器なしだと間違いなく耐えられません。アメリカとかの110-120Vだと微妙ですが、寿命やダメージを考えるとダウントランスはあった方がよさげです。売れ筋の5万円台以下のウォシュレットだと、だいたい650W前後以下ですがそれでも変圧器はそこそこ重く高価なものに。高級機種になると1000Wオーバーもあるので、費用も含め変圧器の入手の方が大変になるかも。

2. 電気配線  ウォシュレットが文化的にないということは、電気配線でもちょっと困る可能性があり。コンセントが無い場合、照明のところからとるとか、新たに壁に穴を開けて通すとか、ちょこっとした配線工事が必要になります。それに変圧器の設置スペース、水がかからなくて湿度や温度が上がらない安全なところを作ってやる必要あり。

3. 水道管  水回りの配管の規格がおそらく違うので、アダプタを入手するか作るかしてどうにかする必要があると思われます。あと、水圧が強かったりすると大変やばいので、栓を付けたりして減圧する必要も出てくるかもしれません。

4. 水の質  水の質が機械に与えるダメージというのは、国や地域によってかなり違うので、考えるかどうかという感じ。ただ、水にカルシウム分が多かったり、不純物が多いとフィルターのあるものとかは、ちょっと交換頻度を多くする必要が確実にあります。

5. 便座の取り付け位置  便座を固定するボルトの間隔は、国内モデルの多くが140mm、一部で200mmに対応。両用モデルもあるはずなので、海外だと念のため両用モデルを狙った方がいいかも。今のアパートの便座の場合180mm位なので、現地のホームセンターとかでサイズを変換できる固定ボルトを調達し流用してやる必要あり。それと日本の便座にくらべ固定ボルトからタンクまでの奥行きが若干狭い感じがするので、おそらく購入する前にウォシュレットのモデルと現状を確認しておく必要があります。

6. その他チェックが必要なところ  自分の記憶の範囲内では英語とか他の言語のモデルは基本国内で市販されていません。唯一みかけるのは、ホテルとか施設とかでみかける業務用向けのラインナップ。最近はどうなんだろう。あと高い自動洗浄付きのモデル(立ったら勝手に流してくれるやつ)は、タンクの構造上無理なやつが多いかも。

ちなみに、海外に出ている物の中で、コストパフォーマンスとかスペック的に現実的なところではe-bayで出ている韓国メーカー現代のもの。e-bayで"washlet"で検索をかけても出てきます。230Vも問題なく、標準的な機能は一通りできちんと英語表記。気になるところとしては消費電力が多めなのと、2ノズルの形状が微妙で汚れが付着しないかちょい不安。同じメーカーのローエンドモデルの方がいいかも。

ヨーロッパのTOTOで紹介されているものは一機種のみで、販売代理店の紹介とかは特になし。アメリカだと販売網がしっかりしているのと、並行輸入やっている業者もあるみたい。

ちょっと考えるところ。

ヨテボリ(イェーテボリ)の空港とエア・ベルリンの話

 先月、ドイツにAir Berlin(エア・ベルリン)で行ったときの話。初めてヨテボリのメインではない方の空港、Gothenburg City Airportを使ってみました。ヨテボリには2つ空港があって、メインの方はGöteborg Landvetter Airportと いう、普通の北欧的な空港であります。 ヨテボリの中心部を挟んで反対側にあるので、各空港間の移動はちょっとしんどいかも。ただ、今住んでいるアパートからだと、City Airportの方が近いかな。それでも中心部からだと空港バスで40分近くかかります。せっかく定期券で行ける範囲だったので、バス代が別にかかる空港 バスではなく、路線バスを乗り継いでのんびりと行くことにしました。実際、バスはあまり人が乗っていなかったので、それほど時間がかかるわけでもなく、接続も比較的よく空港バスとものの10分しか変わらず。ただ、バス(というかこの路線は時々ワゴン車)の運転手に、空港のところで降ろしてね と言っていたのに、案の定忘れていて、気づいたときにはバス停の前を時速70km(推定)で爆走中。「おーい、止めてくれ」と言った瞬間に慌ててブレーキ を踏んだため全輪ロック状態、滑って道から外れたり追突されないかちょっと怖かった。


 City Airportのターミナルは、ローカルな路線バスのバス停から、歩道のない空港の横のエリアを通って約5分の距離。ちなみに空港バスは、ターミナルに直づけ。ターミナルは倉庫を改造した感じで至ってシンプル。他に航空会社はRyan Air(ライアン・エア)とかWizz Air、それからバカンス系の会社がちょびっと乗り入れているという感じ。やはり格安航空会社向けの空港という感じで、中は迷わないくらい狭め、下手なローカルの駅よりも確実に狭い。昼を食べてなかったので、中にある小さなレストランでサンドウィッチを注文、値段は空港にしては安め、味は値段以下。やることも特になかったので、搭乗ゲートへ移動。無料の新聞(GP)が置いてたので、ゆっくりチェック。

 この空港に、ボーディングブリッジというものは無いので、てくてくと歩いて飛行機に向かいます。格安航空会社は、飛行機をバックさせたりしなくてもいい空港が大好き。普通の空港にあるような特殊な車両もほとんどありません。

 中間地点からターミナルを振り返ると、これまた微妙。一応全席座席指定なので、のんびりと飛行機に向かいます。ちょこっと不便なだけで、飛行機代がかなり安くつくのはいいなと思う反面で、年配の人とかハンディキャップのある人への対応は、このスタッフの人数だと無理だろ、みたいなのも事実。

 帰りにバシバシ写真を撮ろうと思っていたんだけど、知人に偶然会ってしゃべりこんでしまったので、機内の写真は行きに撮影したこれ一つのみ。シートポケットが上に付いていて、ゴミを入れる気のしないように設計されています。ちなみにRyan Airだとポケットすらなし、安全のしおりがシートに直接ステッカーとして貼り付けられてあります。機内販売もまずまずのお手頃な価格の商品とか、旅行でぱっと使いそうな商品が中心で現実的。昼の時間は過ぎてましたが、シンプルなサンドウィッチとドリンクが出てきました。ハムかチーズかというチョイスでしたが、ハムを選択。それでも、ふつうにきちんとしたバターとクリームチーズを使っていて、味はそこそこ。空港で微妙な物体を食べたことを後悔。

 Air Berlinは、今回使った印象だと基本的に機材は新しく、スタッフも親切じゃないけどきっちりしていてフレンドリーで好印象。今時大手だとお金取られることがある、バックパックのラッピング用ビニールも言ったら無料でかけてくれたので、それもありがたいところ。機会があればたぶんまた使います。

2009年3月25日水曜日

はじまりの話

 Doblogが使えなくなって久しいのですが、最近忙しかったり、パソコンに関してトラブル続きだったりして、新たな場所を立ち上げる気力もなく、まぁ現在に至ってしまいました。昔書いたことをアップしたりしても、あんまり生産性のないような、あるような。ん~。古い情報というのはこれだけ情報が増えていくと、埋没したりあるいは消えていったり。時に古い話に助けられたりすることもあるので、気が向いたときにちょっとかんがえるとしましょう。


 現在は彼女の実家の物置に「故障中」として眠っていた2002年前後のWindowsマシンを使用。スウェーデン語版のXPですが、Atok入れたり何を入れたりと、本来の自分のものに近づきつつあります。USB2.0のPCIカードとの相性が今ひとつよろしくないようで、本来ささっていたカードも新たに購入したカードも使えずじまい。おかげで久しぶりにゆっくりとした気分になります。

 ブログを自分の中でどう位置づけるかってのはありますが、とりあえずなぁなぁでという感じで適当に。