2007年11月1日木曜日

携帯電話 X Skype

携帯キャリア3からSkype端末が発売されるみたいですが(関連記事)、スウェーデンの3ではつい先日から予約受付を開始、一応本気で売るみたいです。それはともかく、先月購入したソニエリのW910iでSkypeが使えるようになっていますが、細かいところもだいたい分かってきました。


まず、携帯で使えるSkypeですが、主にNokiaとソニエリの新しい端末に対応していて、携帯キャリアからダウンロードして使うようになっています。ダウンロードは、携帯端末に記載されているプログラム一覧を使う方法と、キャリアのホームページから携帯端末にSMSを送信する方法とがあります。
料金は、個人契約で月額49kr(1000円弱)、法人契約の場合で月額39,2kr(750円弱)となっており、Skypeが使うパケット代もこの料金に含まれています。インストール後3ヶ月は無料で使えますが、1ヶ月以内にSkypeを解約したり、携帯を解約すると個人で300kr(約6000円)、法人で500kr(10000円)をペナルティとして請求されます。


対応エリアは、3が各国で直轄してる会社の範囲で、その場合は料金に含まれているとのこと。具体的には、スウェーデンの他にイギリス、アイルランド、オーストリア、イタリア、デンマーク、オーストラリアと香港が現在のところそのまま使えるようです。
ソフト上使える機能は、現段階ではSkypeそのものだけ。従って、Skype OutやSkype In、チャット機能やSkyepeからのSMS送信、ビデオ通話、ボイスメールには非対応です。年内にはソフトのバージョンアップで、チャット機能に対応する予定とのこと。携帯電話のビジネスモデルやソフトの重たさからすると、このあたりが限界かもしれません。Skypeアカウントの作成もソフトからできるようになっています。


メニューは、3の展開しているエリアを念頭に置いて開発している模様で、一応英語も選択可能になっていますが、バグがあるのか今までのところスウェーデン語から英語までの切り替えができていません。端末の表示上の限界もあり認識できる言語は、ヨーロッパ言語のみ。従ってユーザの設定で使われている日本語や中国語、その他認識できない言語は、□□として表示されます。文字化けしないだけまだましといえるかもしれませんが、画像処理するとかで何とかならないものか悩めるところです。
その他に「最小化」が行えるようになっており、携帯電話を使用しつつSkypeを常駐させることも可能です。カメラを同時に使う程度では問題ありませんが、グラフィックが重ためのアプリを同時に使うと、メモリの容量が足りず携帯自体がフリーズする場合もあります。


ログインに関してはまだ少し不安定で、時々ログインできないことがあります。また、スカイプ常駐中にも自動的に再ログインを繰り返すことが多々あります。いったんSkypeでの会話を開始すれば問題ありませんが着信が若干難しくなるためもう少し安定して欲しいところです。
ちなみに着信時のタイムラグが気になるところで、7~10コールくらいしないと電話機側のSkypeの音が鳴らないことが多々あります。スウェーデン国内とのSkype間の通話は、音声のタイムラグが少なめで良好。日本との間も若干Skype独特のタイムラグがありますが、一応許容範囲にとどまっていると思われます。あとはSkypeの着信音が今のところ固定なので、彼女と自分の携帯を並べておいている時に、どっちが鳴っているのか区別が付きづらかったりするのも今ひとつなところ。

彼女はどちらかというとお試し期間終了後解約に傾いていますが、自分は今後への期待も含めて継続しようと思っています。やはり、日本との時差が多いので出来るだけ着信できる時間を増やしたいですし。

[ 更新日時:2007/11/01 19:59 ]

2009/05/05 22:51追記
今年に入り3(Tre)の直販サイトからSkypephoneが消えました。続編が出るのか出ないのか不明ですが、使っている人は未だ1人しか知人におらず、また見かけることも多くありません。通常ラインアップしている端末の多くが既にSkype対応となっており、消えゆく運命にあるのかも。独特の料金プランは魅力的だった気もしますが・・・。

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