2007年10月10日水曜日

冬が近づいて・・・

今日は少し寒いので家でうだうだとしております。かなり北の地方では雪が降り始め、大雪暴風警報が出されています(関連記事,その2)。 まぁここより相当北なので心配するほどではないのですが、日に日に寒くなっているのを実感します。こういうときにテレビで気を紛らわしたりと思ったりもし ますが昼間はあまり見る番組がありません。Q2みたいな番号に電話して今すぐ大金ゲット!(写真)とか、ラジオの生放送をテレビで実況中継!とか、結構や ばめです。


通常マスコミの報道の仕方には傾向があります。日本でもあるときは教師だったり、弁護士だったり、政治家だったり・・・。「最近の~は けしからん」あるいは「~の事件が多い」と感じるのも、結構売れるニュースを絞って報道する帰結と言えるかもしれません。スウェーデンでもそうしたトレン ドは少なからず見受けられます。
最近多いニュースは、犯罪系では強盗ネタや若者の重犯罪、政治経済系では物価の上昇や福祉の削減、ノーベル賞の絡みも多くなっています。ストックホルムのDagens Nyheterにノーベル賞クイズなんてのもあります。つたないスウェーデン語ですが、そこそこ雑学的におもしろかったのでちょっと紹介。

1.1901年にノーベル賞が始まって以来、延べ771人が受賞しています。さて、そのうち女性は何人?
A) 103人
B) 85人
C) 33人

2.ノーベル賞の受賞式の日に与えられる賞で、ノーベルの遺言に含まれていない賞はどれ?
A) 平和賞
B) 経済学賞
C) 文学賞

3.それぞれの受賞者に与えられる賞金の額は?
A) 約2000万円
B) 約1億円
C) 約2億円

4.アルフレッド・ノーベルが発明したのは何?
A) ベアリング
B) ダイナマイト
C) 灯台

5.次のスウェーデン人のうちノーベル賞を受賞したのは?
A) Alva Myrdal (外交官・政治家・作家)
B) Tomas Tranströmer (詩人)
C) Assar Lindbeck (経済学者)

6.次の人物のうちノーベル平和賞にノミネートされたのは誰?
A) 毛沢東 (中国)
B) スターリン (ソ連)
C) ムッソリーニ (イタリア)

7.次のうちノーベル賞の受賞を辞退したのは誰?
A) ジャン・ポール・サルトル
B) マザー・テレサ
C) ヴェルナー・ハイゼンベルク

問 1は(C)の33人。欧米における女性の社会参画過程を考えるとやはりこれくらいなのでしょうか。問2は(B)の経済学賞。これはノーベルの伝記を子供の 時に読んだ記憶があります。問3は(C)の約2億円。むしろ受賞の経済効果の方が遙かに大きそうです。問4は(B)のダイナマイト。問5は(A)のアル ヴァ・ミダルさん。いやはや、知りません。もう少し勉強せねばね。問6は(B)のスターリン。まぁ、選考過程なのでそれもありでしょう。問7は(A)のサ ルトル。理由もサルトルっぽい理由ですが、まぁそれはそれ。
ウィキのノーベル賞のページでは、人種差別がどーのとか選考過程がどーのとか言ってお りますが、業績の評価が規範的になるのもやむを得ないところ。古今東西を十把一絡げに「国際的な賞」とくくってあるべき姿を探ったところで、畑の肥やしに もなりません。ノーベル賞はどう考えてもカンヌ映画祭ではなく、グラミー賞でもないよな~と思いながら不毛な議論のウィンドーを閉じる羽目になりました。
彼女のお母さんは文学賞で「久々に読んで知っている人が受賞しそう」といって喜んでいました。今年はテレビでちょっとおもしろい映像が見れるかもしれません。スウェーデンでは変な伝統が結構あるので、機会があればまた報告しましょう。
[ 更新日時:2007/10/12 03:04 ]

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